単調な作業とか、正直だれにでもできる仕事を任せられたりしたとき。または、似たような作業の繰り返しでだんだんとやる気がなくなってきた。そういう経験ってないですか?
どうしたら今の仕事を楽しいと感じることができるか、そんな疑問に答えていきます。
なぜつまらないと感じるか
それは「やらせらている感」です。言われたからやっている・・・と、能動的に仕事をしてしまっているんですね。だからとくに意味も考えずただ作業をこないしている状態です。
こんな状態では楽しさや、やりがいを感じることはなかなかできません。目的もなにもないただの作業です。これはなかなかつまらないものです。ひたすら部品を組み立てたり、データを入力したり。単純作業だけではありません。上司に言われたから市場調査をしている。いまのプロジェクトの資料を作っている。こういった作業もやらされている感覚ではやはりつまらなく思えてしまいます・・・
仕事を楽しくするには目的意識を持つ
では、仕事を楽しくするにはどうすればいいでしょうか。それは目的意識を持って、今の作業・仕事がどういう価値を提供できるのか考えてみることです。
イソップ寓話からみる目的意識の持ちかた
イソップ寓話「三人のレンガ職人」を知っていますか。これはある旅人が三人のレンガ職人に会うお話です。そんなに長い話ではないので、ここに書きます!
その昔旅人がとある町を歩いていると、
重たいレンガを運んでは積み、運んでは積み・・・と大変な作業をしている3人のレンガ職人に出会いました。
そこで旅人は「何をしているのですか?」と尋ねました。すると、その3人のレンガ職人は次のように答えました。
1人目:
「見ればわかるだろう。親方の命令でレンガを積んでいるんだよ。こんなつらい仕事とっとやめちまいたいぜ」と答えました。
2人目:
「レンガを積んで壁を作っているんだ。確かにこの仕事は大変さ。だけど、お給金がいいからやっているんだ」と答えました。
3人目:
「レンガを積んで、後世に残る大聖堂を造っているんだ。こんな仕事に就けてとても光栄だよ」
・・・というお話でした。
三人ともやっている仕事は同じです。では何が違うのでしょうか。それは、「志(こころざし)」です。
三人の視点とは
一人目は人から言われたことを、ただ言われたからやっている。その視野にはレンガしかありません。目的意識もなく、とても志が高いとは言えません。
二人目は、お給金のため仕事をやっています。生活のため壁を作っています。
3人目は後世に残る事業に参加し、人々の笑顔のために大聖堂を作っています。彼の視野は他の二人とは違います。それにみんなを笑顔にするという目的意識も持っています。
どうでしょうか。同じ仕事のはずなのに捉え方でこんなにも違ってくるのです!
今の仕事の目的を考えてみる
そう、目的意識を持ち、広い視野で物事をみるのです!レンガ職人ではいえば、三人目。祈りの場(大聖堂)を作っている状態です。自分の作業は単調でつまらないかもしれないけど、その結果多くの人に喜んでもらえるかもしれない。
いまあなたはどんな仕事をしてますか。もしかしたらとてもつまらないと感じているかもしれません。でも、その仕事をしたことによって喜ぶ人がいるのです。
単純なデータ入力の作業でつまらない。でも、この打ち込んだデータをもとに別の資料が作られたり、データから新たな発見があるかもしれない・・・と、そんな感じに自分がしている作業の未来を想像するのです。
自分の場合
今の主な作業はコーディングです。コーディング自体楽しいのですが、簡単な修正であったりとか、残業が続いたりして嫌になってくるときもやはりあります。そんなとき自分の作業の未来を想像してみるのです。
このサイトを作ったことで、ある商品をより多くの人知ってもらえる。その結果、商品が売れその会社が利益だす。商品を手にした人も喜んでもらえる・・・と、こんな感じです。まあ実際はもっと複雑な因果関係とかもあるのですが、ここはシンプルに、そしてポジティブに考えましょう。
まとめ
といわけで、仕事がつまらなくなったら目的意識を持ち、自分の作業の未来を想像してみてください!