今の生活を変えたい、抜け出したい!・・・そう思いながら結局なにも行動に移せず自己嫌悪に陥る毎日を過ごしている人いませんか。資格試験の勉強するぞ!といいながらSNSをダラダラみたり。ダイエットのために筋トレしよう!と思うけど、とりあえずネットフリックスでドラマを1話観てからやろうといって結局そのまみ続けてしまい、明日やろう・・・みたいな経験ないでしょうか。
もれなく自分も当てはまりますが笑、そういう人多いのではと思います。やりたいことはあるはずなのについサボって続かない・・・でもなんとかしてそんな自分を変えたい!そう思い手にしたのが大平 信孝 (著)「先が見えなくても、やる気が出なくても 「すぐ動ける人」の週1ノート術」の週1ノート術」です。
この記事では「先が見えなくても、やる気が出なくても 「すぐ動ける人」の週1ノート術」の紹介と実践してみた感想を紹介します。
この本に書いてある良かったこと
この本を読んで得られたよかったことを紹介します。ひとつめはこちら。
10秒アクション
この「10秒アクション」は効果ありでした。これは、やりたいタスクに対して10秒でやれそうなことをやることです。例えばジョギングをやるのであればジョギング用の靴を履くことです。簡単ですね。
何かを始めるにはとにかく初動が肝心。いかにハードルを低く始められるかです。なぜならとっかかりが面倒だと結局やらず習慣にならないから。
1時間英語の勉強するとか、腕立て伏せ、腹筋背筋を各30回を5セットだとか、50分ジョギングするだとか・・・また、「勉強するぞ!」と意気込むだけでなにから手をつけていいかわからず今日はやめておこおこうみたいなのが典型的な負けパターンなんじゃないでしょうか。
そこを解決するのがこの「10秒アクション」なのです。やる気がなくても気分が乗らなくてもとりあえず10秒だけ実行する。たった10秒でいいんです。そうすれば自然とやる気が出てきて本格的に作業に集中できるようになります。10秒アクションはなりたい自分へ向かうための着火剤です。
もしやる気が起きなくても最低限のことはやったんだし、タスクをこなした自分を素直に褒めて次の日の自分に期待しましょう。
ここで「結局これしかできなかった。自分はなんてダメな人間なんだ」と必要以上に責めてはいけません。
毎日継続して行うには割り切りもときには必要です。続いてふたつめは
3つの視点でチェックする
振り返りはとても重要な行動です。さらに効果的に振り返るには3つの視点が必要なのだそうです。その3つとは
- 「うまくいっていること」は増やす
- 「うまくいっていないこと」は減らすかやめる
- 「新しいこと」を始めるか「やり方」を変える
です。「この発想はなかったー斬新な視点だ!」・・・というわけではなく、言われてみれば当たり前のことなんですが(笑)とても重要です。
わざわざ解説するのが不要なくらいシンプルですが、良いことは増やして、悪いことは減らす。これだけです。また、うまくいってないのに同じことを繰り返すのはよくないです。
経験談
私の場合は勉強やブログ執筆をしようと思いながら家にいるとだらけてしまうことでした。これは明らかに「うまくいってないこと」です。家で勉強するぞと意気込むだけでは変わりません。「新しいこと」か「やり方」を変えなければいけません。
そこで私は場所を変えてみることにしてみました。とはいえ仕事終わりに勉強できる場所がなかなかありません。コロナ禍だとカフェやファミレスはすぐ閉まって場所が全然ありません。なので私はコワーキングスペースが家の近くにないか調べました。結果的にコワーキングスペースではないですが、自習室というものが家の近くにあったので早速契約し仕事終わりはそこで勉強をすることにしたのです。
ウィークリーノートの書き方
この本の要であるウィークリーノートの書き方について。詳しくはやっぱり本を読んで欲しいのですが、簡単に紹介します。
この本ではノートを4つの項目に分けて書いていきます。
現状1
ここは言うなれば自己肯定エリアです。先週はこんなことを達成した!と再認識して自分を褒めてください。自分をちゃんと褒めて認めてあげる。もちろん達成できなかったこともあるかと思います。
でもそれは後述する「現状2」でとっておいていまは達成したことをとことん書きましょう。なぜ達成したことだけを書くのか。そうしないと、「また達成できなかった。なんて自分はダメな人間なんだろう・・・」とどんどんやる気が落ちてくるからです。
現状2
現状1で少しふれたできなかったこと、悩みや不安はこちらに書きます。
仮決め
今週のやりたいことをあたかもやったことのようにマイベスト3として決めます。なんで3つか。ここにたくさんやりたいことを書いても達成しきれず、達成仕切れなかった自分に嫌気がさし、やる気が落ちるのを防ぐためです。
3つのうち1つでもできたら上出来、ぐらいに思っておいた方がいいでしょう。というか週に1つやりたいことをやり切るってめちゃくちゃすごいですよ!
仮行動
「現状1」から継続してやれそうな事(さらにより発展的にできる内容だといい。例えば、毎日腕立て伏せ10回できたんだったら、20回にしてみるとか)をひとつ、「現状2」からその悩みや不安を解決できそうなことをひとつ、「仮決め」から決めたことを達成できそうなことを書きます。
ここで出てきた「仮行動」をどうやったら達成できるようになるか。その時は前述の10秒アクションを活用すればいいのです。
例えば、「仮決め」で「毎日ウォーキングできた」とするなら、「仮行動」を「朝起きてウォーキングをする」にしてみます。朝起きてウォーキングを達成できそうな10秒アクションを考えてみます。「ウォーキング用の服を枕元に置く」ならすぐできそうだし簡単です。
これは、「ウォーキングしたいけど、着替えるのが面倒だ」という気持ちに対しての解決方法じゃないのかなと。とりあえず枕元に服があれば「とりあえず着替えるか・・・」と行動に移しやすくなるんじゃないでしょうか!
ノートについて
ノートは本だとA5もしくはA4のノートを使いましょうと書いてあります。私の場合は測量野帳を使っています。理由は、95mm x 165mmとコンパクトで持ち運びが便利なのと、3mmの方眼だからです。個人的に方眼紙が好きなんですよね。さらに厚みのあるハードカバーで片手で持てるため、立ったままでも書けるなかなか便利なメモ帳です。というのもこれ、もともと測量業務で使いやすいメモ帳が欲しいという現場の声を基に1959年に発売されたベストセラーなメモ帳なのです。
難しいと思った点
読んでいく中で、なかなか実践するのが難しいと思う部分もありました。
それは、うまくいかなかったことから改善点を見つけて、次の週に活かすことはなかなかスムーズに思いつきませんでした。これは数をこなしてくいくしかないのかなと。それと似ていますが10秒アクションに落とし込むのもちょっと難しいですね。
でもここで「とりあえず頑張る」みたいな曖昧で雑なアクションにしてしまうと結局なにもできず一週間が過ぎてしまうので、なんとしてでも具体的なアクションに落とし込みましょう。ここのハードルは少し高いかもしれませんね。
まとめ
習慣化は成長したい現代人にとっては重要な課題だと私は考えます。習慣化スキルもまさしく一朝一夕では身につきません。この本では
- 振り返りの手助け
- すぐ行動が起こせる
- 習慣化するための枠組み
が身に付くと思いました。
もちろんこの本を読んだからといって即習慣化できるわけではありません。ですが、
「また今日もなにもできなかった・・・」
と落ち込むんだったらこの本を読んで少しでも習慣化できるように工夫してみてはどうでしょう?まずは「10秒アクション」。とりあえず10秒だけ、夢に向かって進んでみませんか。