プログラミングというとなにかのシステムを構築したり便利なサービスを作るイメージがあるかと思います。実際そうなのですが、中にはシステムではなく、綺麗であったりおもしろかったりといった作品を作っているエンジニアも存在します。今回はそんな作品を作っている人たちから個人的に気になる3人をご紹介。どの人もセンスがひねくれているので変わったアイデアが欲しい人にはおすすめです。
目次
Tim Holman
ジェネラティブアート作品やふざけたサイトやライブラリを作っている人。JS Conf AUSにも登壇しているすごい人です。
Joy Divisionのジャケットが作れるチュートリアル
この人を知ったきっかけはこれ。このサイトスクロールしていくと解説している内容がキャンバスに反映されてくのですごいわかりやすいです。
関係ないけど、Joy Divisionモチーフ(というかUnknown Pleasuresのジャケット)のモノってやたら多いイメージ。みんな好きなんですね。こんなものもありました。君だけのJoy Divisionを作ろう!!
elevator.js
実際のエレベーターに模したスクロールするライブラリ。実にしょーもない(褒めてる)!
BSOD.js
Blue Screen of Death - BSOD.js
Windowsユーザーにはお馴染み。できれば見たくない画面であるブルースクリーンを実装できるというもの。海外では「Blue Screen Of Death」という名前で親しまれています。いや、親しまれてはいないか笑。うん、しょーもない(もちろん褒めてる)。
GitHubはこちら
Artur Bień
リッチなサイト制作をしている人。メインビジュアルにあるメッセージ「I’m probably the
coolest guy you will ever meet. We can’t be friends but I can make you a website!」
がなんともひねくれていますね。意訳すると「私はおそらくあなたが今まで会った中でいちばんいい男。友達にはなれないけどWebサイトなら作れるよ」みたいな意味です笑。
React95
Refreshed Windows95 UI components for modern web apps - React95
最近はReact95というWindows95風のReactコンポーネントを作っています。
Mandala 3D
これとかいじってて非常に楽しいです!
GitHubはこちら
kitasenjudesign
本人のサイトのプロフィールによると、
北千住デザインは、オンスクリーンにおける視覚表現の研究・開発を行っています。
主にプログラミングとリアルタイムレンダリング系のツールを用い、
邪道的な道具の使い方/アイデアの組み合わせ(≒クソコラorヘタウマ)を基に、
画一的あるいは技術偏重な表現に陥らない、新しい表現を作り出すことを目標にしています。
最近はUnityやWebGLを利用し、ARアプリ/インタレーション/VJ(ライブ演出)などを作ることが多いです。
とのこと。ふざけた作品が多いですが、今までの仕事や経歴はすごいです。
make money 01
make money 01 from Kitasenju Design on Vimeo.
お金が増えるARはインパクトめちゃありますね。
何度見ても笑えます。
MEISAI[迷彩]
最近だと「MEISAI[迷彩]」というARアプリを開発されています。アニメとかでよく見る光学迷彩のようなエフェクトをかけられます。すごい。
ARを使った開発について発表もされていました。というか実際このイベントに私行きました。
Unity+ARKitで映像を作ろうver1.1 / @NEOAT - Google スライド
このヘタウマな表現がすごいツボでとてもインスピレーションを受けてます。
GitHubはこちら
まとめ
というわけで個人的に好きなひねくれているエンジニアを紹介しました。プログラミングでなにも世の中に役立つサービスを作らなくてもよいのです。このような一見ふざけた役に立たないようなものを作ったっていいわけです。
こういう役には立たないかもしれないけど、見た人が思わず笑ってしまうような作品を作っている人が好きです。いつか自分もふざけた作品を作りたいなーとは思っているのですが、それはまた別のお話。
今回紹介したエンジニアや作品からないかインスピレーションを受けてもらえたら幸いです!